落とし込み釣りの基本仕掛けと初心者にもわかるタックルの解説

似ていて非なる釣り方が、ヘチ釣りと落とし込み釣りです。

 

 

この記事では、落とし込み釣りの基本仕掛け及びどのような竿やリールを買ったら良いのかが分からない初心者にもわかる竿とリールの解説をしています。

 

繰り返しになりますが、落とし込み釣りは、基本的に目印イトを付けてある程度の決めたタナを狙い撃ちする釣り方で、6メートル以上の水深があるような埠頭の岸壁では、海面から海底を探り続けることはなかなかできません。(やればできないことはありませんが、ミチイトを予め出す作業が深い釣り場ほど面倒です!)

 

まずは、落とし込み釣りの基本的な仕掛けをご覧ください。

 

ヘチ釣りと大きく異なるのは次の通りです。

1 ミチイトとハリスの間に市販の目印仕掛けを結ぶ。
2 3メートルから7・2メートルまでの竿先がUガイドが付いている柔らかな竿を使う
3 リールはドラッグ付き太鼓リールあるいは小型の両軸リール
4 ガン玉はB〜6Bあるいはそれ以上にモノも使う

 

しかも、これらの原理原則も近年は変化しています。
そのことに関しても触れておきたいと思います。

 

 

 

落とし込み釣りの経年変化

 

落とし込み釣りが世の中に広まって随分と経ちます。

 

私も落とし込み釣りを始めて、この記事を書いている時点で35年目となります。

 

黎明期は目印イトをいくつも購入しましたし、色々な蛍光パイプなどを使って自作したりしていました。

 

ところが、いつしか目印イトを全く使わなくなりました。

 

と云うより必然的に私の釣りのスタイルからフェードアウトした感じで使わなくなったのです。

 

その理由を書きますと下記の通りとなります。

1 半夜釣りでは目印イトは全く役に立たず邪魔なだけ!
2 目印イトが牡蠣殻や構造物に引っ掛かって切れたりする。
3 ハリスの長さと目印イトの長さ分はリールで巻けないのでやり取りしづらい。
4 目印などなくても竿先や手元に来るアタリで分かる。

 

で、私が昼も夜も目印にしているのがヘチ釣りでも紹介したこちらです。

発光を付属の透明ビニールパイプを短く切ってミチイトに通して止めたモノです。

 

日中は使い古しを使い、夜釣りをするときは、新たに発光パイプをパチン!と折って差し替えます。

 

この発光パイプを止める位置は、ハリから1ヒロだったり2ヒロだったり、その時の状況に合わせます。

 

ヘチ釣りのタックルでは真似ができない「前打ち」と云う釣り方とは?

 

前打ち釣りと云うのは、下の写真の様にテトラ越しにいるクロダイなどを狙うために長めの竿を用いて釣る釣り方です。

 

多くの方は、5・4メートルから6メートルぐらいの竿を使用しますが、私は市販されている中では最も長い7・2メートルの落とし込み釣り用の竿を使うことがあります。

 

前打ちの場合は仕掛けの基本は同じですが、釣った魚をタモで掬うことができないような場所では、ハリスやミチイトを3号以上にすることが多々あります。

 

前うち釣りの応用

 

前打ち釣りに慣れると、ハリを袖型の8〜9号にしてハリスを1・5号にし、ガン玉6Bを2個付けたりして防波堤から少し離れた海底を脈釣りの様に探るのです。

 

この釣り方をしますと、投げ釣りでしか釣れないと思っているキスやカレイなども案外よく釣れます。

 

また岩場が点在しているとことでは、クロダイはもちろんカサゴやアイナメなどの根魚もよく釣れますが、根掛かりはある程度覚悟せねばなりません。

 

軟らかい落とし込み釣り用の竿で大型のカレイやキスを釣るのは投げ釣りとは全く違った趣があります。

 

落とし込み釣り用の竿について

 

落とし込み釣り用の竿は竿先にUガイドが付いており、ミチイトが竿に貼り付くような感じになるのが特徴です。

 

ヘチ釣りとは違いますから、ガン玉を付けただけでスルスル…と仕掛けは落ちて行きません。
また、落とし込み釣り用の竿は、ヘチ竿よりも長さにレパートリーが多いものです。

 

3・0メートルから7・2メートルぐらいの長さの竿が市販されていますが、これは釣り場に応じて足元から海面までの距離がある防波堤やその逆だったりしますので、出来れば釣るポイントに応じた竿を使いたいのですが、それだと何本も必要になります。

 

私の経験上、オールラウンドに使えて汎用性の高い落とし込み釣り用の竿は、3・6メートル〜4・2メートルのズーム(2WAY)の竿です。

 

宇崎日新 プロスクエア 2WAYクロダイP UG 3642

 

 

がまかつ がまチヌ 匠技 (しょうぎ) 落し込み H 3.6m

 

 

黒鯛工房 THE戦竿 落し込み 35/40 HP スリット (チヌ釣り 竿)

 

 

私の愛用の落とし込み用の竿は、こちらの2WAYのタイプの黒鯛工房の竿です。

 

 

落とし込み釣り用には珍しく肘アテが付いています。

 

落とし込み釣り用のリール

 

落とし込み釣り用のリールは、ヘチリールの様にクルクル回る必要はありません。

 

むしろクルクル回らないほうが良いので、太鼓リールはドラッグ付きのものを使いますし、小型の両軸リールでも構いません。

 

黒鯛工房 THEアスリート落し込み 80-SB (落し込みリール)

 

 

黒鯛工房 THEアスリート 落シ込ミ 80-RB

 

 

プロマリン(PRO MARINE) バトルフィールド黒鯛 BK80DR

 

 

私が愛用する落とし込み釣りの太鼓リールがこちらのバトルフィールド。

 

ノンドラッグのリールと間違えないように!

 

【SHIMANO/シマノ】チヌマチック 1000(右) 021960 リール 片軸リール

 

 

ガイドが上向きになるのが気にならないのであれば、この手のタイプのリールは親指でスプールを止められて使い易いものです。

 

ダイワ チヌジャッカー

 

 

落とし込み釣りに使えるリールは、Amazonなどで説明をよく読んで探すのも楽しいものです。

 

間違ってもヘチリールやフライリールを落とし込み釣り用には選ばないようにしましょう!

 

 

 

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