夕方からの半夜釣りでのヘチ・落とし込み釣りのすすめ
初心者が50センチを超える年なしのクロダイや70センチを超えるようなシーバスをヘチ・落とし込み釣りで仕留めるためには、潮の大小や干満よりも大切なことがあります。
それは夕方から釣り場に入り、夕マズメから夜の9時ぐらいの半夜釣りをするということです。
台風や大雨や強烈な寒波の到来などの、よほどの悪天候による急激な環境の変化がない限りは、この鉄則を守れば、ボウズを食らうことはまずありません。
私の経験上、夜の9時から10時が満潮になる潮回りで夕方の6時ぐらいから釣り場に入るのがベストだと思っています。
もともと1万トンを超えるような大型船舶が停泊する埠頭の港湾部のように水深が10メートル以上もあるようなところでは、潮回りや潮位もあまり関係ないようなときもあります。
確かに、大潮の満潮時に深さは2ヒロぐらいの船だまりですと、大潮の干潮時などは全く釣りにならないこともあります。
釣り場釣り場に追って違いますので、一概に潮回りや潮位だけで釣れる・釣れないが決まってしまうとは限りません。
他の釣り人の通説・俗説は参考程度にとどめる
釣り場には、よくお会いする常連さんの釣り人がいます。
そういう方は同じ釣り場に足しげく通っていますので、有益な情報を教えて下さることが多いものです。
ですが、「この場所は上げ潮が良い!」だとか「あの場所は下げ潮が良い!」などということは参考程度にとどめておかないと、鵜呑みにしすぎますと自らの行動を制約してしまいかねません。
釣りはイレギュラーの連続です。
むしろイレギュラーが普通だったりもします。
私も2年間に100回近く通い詰めた釣り場がありますが、法則性を見出すことができません。
絶対に釣れると思って、釣り場で活きの良いエサをハリにさして落とし込んでも、竿先がピクリともしないこともあれば、今日はボウズを食らっても仕方ないと思って釣り場に行って、予想外の釣果を得たことも多々あります。
なので、先入観を捨てて夕方から釣り場に行けば、釣果は何とかなるというのが私の持論です。
夕方から半夜釣りのヘチ・落とし込み釣りは安近短の釣りの極致でもある!
安近短の釣りというと、どのような釣りをイメージされますか?
サビキ釣り?
それともちょい投げ釣り?
確かにどちらも安く上がりますが、更に安く上がる釣り方がヘチ・落とし込み釣りです。
夕方からの半夜釣りでは、アオイソメ30グラム〜50グラムで十分です。
アオイソメ50グラムでも、これぐらいは釣れる時があります。
さらに、夕方4〜5時が大潮のド干潮の時は、ごろた浜でカニを採ります。
カニをエサにすれば、エサ代はタダです。
同様に、カラス貝やフナムシをエサにするときもエサ代はタダです。
私は湾奥まで車で15分ぐらいのところに住んでいますし、夕方から夜の9時ぐらいまでしか竿を出さないようにしていますので、安近短の釣りを楽しんでいます。
釣りは道楽でお金がかかる!と云う方もおられますし、そういう釣りもあります。
しかしながら、私のように夕方から夜の9時ぐらいまでしか竿を出さない安近短な釣りもあるのです。
こういう釣りのスタイルになって久しいですが、それでも50センチを超えるクロダイや60センチを超えるシーバスを、これまでにそれぞれ3桁ずつは釣っています。
初心者の方で、大型のクロダイやシーバスを釣ってみたい方は、是非とも夕方からの半夜釣りでのヘチ・落とし込み釣りをすることを薦めします。