メバルは老練釣り師が好んで狙う釣って良し食べて良しの魚です!
あなたの周囲にヘチ・落とし込み釣りでメバルを専門に狙う釣り人はいませんか?
恐らくその方は、たいていの海釣りをやってきて、クロダイやシーバス釣りなどにも飽きてしまった老練釣り師ではないでしょうか?
クロダイやシーバスに夢中になっていて、それらを主に追いかけて釣っている時にバイプレーヤーとしてよく釣れるのがメバルです。
クロダイを専門に狙っている釣り人からすると、単なる小さな外道でしかありませんが、一旦クロダイを狙うのをやめてメバルを専門に狙うと,、不思議と釣れなくなるのです。
地域によって個体差があるでしょうが、大都市の湾奥では20センチオーバーのメバルは40センチオーバーのクロダイに匹敵するほどなかなか釣れません。
ヘチ・落とし込み釣りで狙う25センチオーバーのメバルは、年なしの50センチオーバーのクロダイを釣るよりも確率的には少ないような気がします。
メバルに関しては釣りの入門書などに書かれていることを鵜呑みしないように!
メバルは目が大きいのでなるべく細いハリスを使うだとか、メバルは荒れた海を嫌うのでメバル凪と呼ばれるようなベタ凪のほうが食いが良い・・などと、尤もらしいことを書いている釣りの入門書が多くあります。
失礼ですが、私はかれこれメバルをメインに15年近くヘチ・落とし込み釣りをしていますが、細いハリスが良いだとか、凪の日の方がよく釣れると思ったことはほとんどありません。
クロダイやシーバスほどではないにせよ、多少なりとも波っ気があったほうが食いが立ちますし、釣れるときはハリスがナイロンの3号だろうと5号ぐらいでもガンガン食いついてきます。
少なくとも夜釣りでは、釣れないからハリスを細くしたら釣れたという経験は一度もありません。
釣れる時合が長い時と極端に短い時があるメバルですが、その要因がいまだによく理解できません。
パタパタ・・と釣れたかと思うと、その30分後ぐらいからまるで何もアタリすらなくなるなどと云うケースが多々あるのもメバルの特徴です。
ズバリ!メバル釣りの魅力とは?
ごく稀に、今日は永遠にメバルが釣れ続くのでは?と思うようなときが稀にあります。
18センチから20センチぐらいのメバルを中心に、1時間半ぐらいでポンポンと拾い釣りでこれぐらい釣れることもあるのがメバル釣りの魅力です。
アタリや引きも千差万別です。
しかも、クロダイなどと違い、ヘチからかなり離れたところにもいることが多い魚です。
釣り場、タイミング、エサ、釣り方がバッチリ合えば、退屈しない釣りができるのが何よりの魅力です。
更に、釣り味も良いですし、食味も良いのがメバルです。
(25センチを超えるメバルが釣れたら是非とも食べたいメバルの刺身)
メバルの刺身はなかなか食べることができない釣り人の特権の一つです。
(メバルのバター焼き)
塩コショウをして、バター焼きにしてもとても美味しく召し上がれます。
(メバルのお煮つけ)
鷹の爪を効かして薄口しょうゆであっさり仕上げると旨いメバルのお煮つけ。
これ以外に、塩焼きや酒蒸しなどにしてもバッチリ美味しく召し上がれます。
また、小型のメバルは2度揚げすると骨ごと食べれて実に美味しく頂けます。
釣ってより、食べて良しのメバルは釣り甲斐のある魚です。